芭楽と粉

果物についてくる謎の粉の名前は

酸梅粉 または 甘草粉 といそうです。

あの独特の風味、甘草だったんだ〜。


さて、酸梅粉の使い道を考えていた矢先、

露店で赤ちゃんを沐浴させるような大きなタライに

刻んだグアバと粉をいれて、ざっくざっくと手でかきまわして調味しているのを目撃。


グアバ、台湾では芭楽(ばーらー)。

トロピカルフルーツだし夏が旬と思っていたのに(実際夏も売っていた)、

冬の方が成長がゆっくりな分、実が詰まって美味しいらしいです。

見た目は、でこぼこした堅そうな青りんご?

グアバジュースしか知らなかったので、

初めて生の果実を見た時は、それがグアバとは気づきませんでした。

漢字表記も音が違うしね。


中心部に細かいタネがいっぱい入っているので、

リンゴみたいに芯をとって、皮はそのままいただきます。

水気の少ない堅めのリンゴみたいな感じ。さくさくです。

日本で飲んだグアバジュースのように甘ったるくなく、さっぱりした甘み。

ちょっとバラの葉っぱみたいな青臭いにおいがする、かな。


コドモはこの青臭さと甘さが薄いのに不満な模様。

ハハは好きなんだけどな。

トラック屋台でいっぱい買っちゃったのに〜。


さて、例の粉をかけてみると

果物に見えない・・・何かのオカズみたいだ。

けど、味の方は、粉のしょっぱさが甘さをひきたててなかなかいい感じ。

西瓜に塩を振る感覚なのね。

なんだかアクも抜けたような気がする。

プチトマや甘熟パインにはかけたくなかったけど、グアバには合うかも!

やっと最適な(?)粉の使い道を発見してちょっと嬉しかったのでした。